南の太陽
リフレッシュ休暇を取って南の島へ来た。
ココはビーチ以外何もないからあまり日本人観光客が来ることもないのでとても静かで落ち着く。
到着してから、ホテルの部屋でのんびりくつろいでいたけれど、せっかく南の島へ来たのだから光を浴びなければもったいないんじゃないの?
ずっと忙しかったから、重たくなっている腰を持ち上げ、最後の気力を使って海へ向かう。
どこまでも澄んだブルーグリーンの遠浅な海をボーッと見ていたら、静かに打ち寄せた波が心の中まで満ちてきて、古い疲れをさらって行ってしまった。
白い砂浜に残された誰のものかも知らない足跡を辿って行ったら小さな木陰を見つけた。
見上げた空には熟れて今にも落ちてきそうなマンゴーと肌をジリジリと焼く太陽。
1時間くらい前にスコールがあったから空気に混じりけがないのもいい。
部屋から持ってきたミネラルウォーターのボトルが空になる頃、オレンジ色のプルンとした太陽は日本から持ってきた日常のすべてを道づれに海へと消えた。
そんなイメージです(笑)