風をまとう
東京駅→有楽町→銀座4丁目経由→銀座一丁目駅
『私』から『わたし』へ戻るための散歩コース。
ビル風のせいで髪が乱れるし、傘をさしていても雨にぬれる。
この強い風が私へ体当たりをしてきたり、行く手を塞ごうとしているように感じたこともあったけれど、今のわたしには心地いい。
ぶわんっ。
四方から回り込んだ風によってふわりと体が持ち上げられたような気がした。
風は火を吹き消すことも、火を炎にすることも、水を動かし波を起こすことも、森を揺らすこともできる。
何か強い力に支えられているような、不思議な安心感に身を任せたくなる。
これからの自分を信じられるような気がしてくる。
あっ。
だからオープンカーやバイクが好きなのかな?
昼と夜の間。
春と夏の間。
風をまとう、心地よさ。
その風をアクセサリーで表現したいとずっと思っていますが、コレ!という所にたどり着けてはいません。
それも、風に任せよう