お部屋のワンポイントに
桜の季節さえ忘れていた昨年の4月。
バタバタと荷物をまとめ渡米。
時間があるからゆっくりアクセサリーを作れると思っていたのに
なぜかあまり手が進みません。
テーマになる自然もたくさんある。
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決して経済的に裕福ではない今のアメリカ。
それでもミシガンの人達は東京で暮らしていた私より
ずっとストレスなく、他の人へ思いやりに満ちた暮らし方をしていた。
衝撃だった。
もっとアウトローな人ばかりがいる国だと勝手に想像してた。
だから日本ではまず見ない程の人の親切に戸惑いもした。
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更に暮らしてみると、もっと細かいところに気づくようになる。
信号のずいぶん手前で減速する車。
↑ できるだけ赤信号でも止まらない方が安全と言うことで
推奨している地区もあるそうです。
いつでもTシャツ短パン。冬はその上にダウン。
↑ 外出時はお金を持っているように見せないことが身を守る術でもある。
安物のアクセサリーしか身につけない人達。
↑ これも高価に見えるものはレストラン内だけ、もしくは家の中だけ。
そんな中に暮らしていると、アクセサリーを身につける意味が
分からなくなってしまい、その土地による暮らし方の違いで
必要なものが異なると言うことを実感しました。
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そんななか、私は出かける時にあまり派手でないアクセサリーは
身につけていたので、よく声をかけていただきます。
私の作ったものを手にとり、身につけ、元気になった
明るい気分になると言ってくださる方のお声を聞いてハッとしました。
少し忘れていた、私がアクセサリーを作り続ける理由を。
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ということで、ずいぶん前置きが長くなりましたが
活動を再開しております。
最近はじめた "Tatting" 。
外で自分を飾ることに加え、お部屋でも楽しんでいただけたらと。
だって、自分を休める場所ですからね。
写真はiPhoneで撮ったものばかりですが、工房HPでも少しずつ
紹介をはじめましたので、よろしければご覧下さい。
↓ シャトルという糸巻きを使って結び目を作っていきます。
↑ 女神湖もミシガンも雪が大きな結晶で降ってくるのですが
それが大好きなので、モチーフにも使っています。
↑ 80番というミシン糸のように細い糸で作ると同じモチーフでも
こんなに小さくなります。
↑ イヤリングにしてみました。
これは声をかけられる率がかなり高いです。
レジで、歩いていてすれ違う時に、服を見ていてなどなど。
ミシガンの人はやはり雪が好きなのかな?
このモチーフはどれも1枚6時間程度で編めます。
いや、6時間はかかります。
直径5cm~8cmの大きさなので、1枚で使っても良いし
違う形のものをお好きな形、大きさにつなぐこともできます。
長くつないでテーブルライナーにしたり、
好きなモチーフの上にお気に入りの香水瓶を置いても良いし、
私はアンティークのお皿を重ねてしまう時、間に挟んでいます。
色数も150色あるので、その中から好きなものを選びました(色はHPで)
アクセサリーも今後展開していきます!