Grand Circle -3-
3日目はTomoと私が一番楽しみにしていた
アンテロープキャニオンへ行きました。
↓ 3日目のルート
より大きな地図で Grand Canyon -Day3- を表示
しかし、モニュメントバレーもいいよという直前情報により
せめて朝日でも見ようということになり、早朝の出発。
↓ したつもりが、すでに日が昇りはじめていた。
車中より見た景色のはるか遠くに左右のミトン。
↓ Monument Valley の絶景が部屋から見られるという
The View というホテルのパーキング。
ここに泊まってみたかったけど、人気でいつもいっぱい。
↑ 日が昇る位置は勘で決めるしかなし。
さて、いよいよと言う時に日本人ツアー客の
添乗員らしきおじさんが突然話しかけてきた。
お:「カメラ何かな〜?あぁオリンパスね」
無視していると、勝手に話しはじめ
お:「あそこ会社がアレだから、今安売りしてるんだよね
友達もみんな安いからってオリンパス買ってるもんね〜」
と。
別に安いから買ったわけじゃないし、だいたい良いか悪いか
なんて使う本人が決めることじゃないのかな?
それに良いカメラといわれるものを持っていても
良い写真が撮れるとは限らないし、写真の価値だって
本人の好みでいいんじゃないのかな?
このおじさんが連れてきていた日本人の団体客も
マナー悪くてビックリした。
↑ ココから見るだけではなく、広い公園内を
ジープで案内してくれるツアーもあります。
個人の車で入られる場所は限られています。←朝日のオレンジに染まる岩
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さて、いよいよ Antelope Canyon へ。
↑ 何もないように見える広大な土地にも家があります。
そしてその遥か向こうに3本の煙・・・←この先にあります。
まずは Upper Antelope Canyon !
駐車場にある小さな小屋でツアーの予約をします。
ベストタイムは12時前後、時間と時期によって
ツアー代に幅があります。
↑ ツアーのトラック、サスはビルシュタインでした。
砂地を走るからオーリンズじゃダメだもんね(笑)←入り口の到着。
↑ ゴツゴツした砂岩の間を歩きます。
アッパーは高低差もなく、道幅も6mあるところもあり
広めなので歩きやすいです。
↑ 表面は砂が固まっただけに見えるけれど思うより堅い。
外に出ると昔はキャニオンを形成していたかもしれない
辺り一面の砂丘。風紋が美しい。
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Lower Antelope Canyon へ。
スリットキャニオンと呼ばれるアンテロープ。
Flash Flood といういわゆる鉄砲水と風により
削られたため独特の地形となった。
↑ 1997年のFlash Floodでは11人の死者が出ており
その碑が建てられています。
これからの写真をご覧いただくと逃げ場のない状況だったことが
よく分かると思います。
↑ 地面の裂け目のようなココが入り口。
身をよじりながら入って行きます。
↑ 色が美しいことでも有名です。
↑ 髪をなびかせたビーナスが右を向いているように見える。
悲しい事故を見つめていたかもしれない。
↑ 力強い水流のせいと聞いて納得できる形状。
↑ 通るのがやっとでしばしばカメラをバッグにしまい
両手を使わなくては通れないところも。
↑ ピンクとオレンジのグラデーション。
↑ パープルにピンクに表現できない数の色が現れる。←雨が流れ込んだ跡
←写真撮ってもらったけど
ほとんどブレてた、残念。←ここも通り道
下の足跡から大きさを想像してみて?
↑ 流れ込んだ堅い石が壁を削った様子がよく分かる。
できたくぼみで水流がスクリューのようになって
フラッシュフルードの度に形を変えていくのです。
↑ 事故以前はロープや木のハシゴでしたが、
金属製のハシゴが設置されました。
「自然は自然のままに」そうして守られてきた昔からの風景。
ナバホ族の方々にとって神聖で大切にしてきた場所に、
訪れる観光客のためこういった対策が必要となったことは
複雑心境であっただろう。
私たちが安全にすばらしい風景を見ることができたことを
心から感謝したい。
↑ 深い深い地底から地上へ戻ってきたところ。
個人的にはアッパーよりロウアーの方がより神秘的で
自然の力のすごさを感じられたので印象に残りました。
さてさて、ランチは・・・
↑ Mushroom Burger $5.5
↑ ロウアーのガイドさんにオススメを聞いたら
チャイナバッフェを紹介されたが、そこは日本人ツアー客の
定番だという情報を知っていたので別のお店を教えてもらった。
"SLACKERS" おすすめです。
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Antelopeに来たらついでに Hoseshoe bend も行っておかないと。
って、ついでに行くほど気軽じゃなかった(笑)←この上り坂の先に
↓ 見えたのは小さな小屋と...
遥か遠くに伸びる道なき道のまだその先
距離的にもアレですが、細かく深い砂地なわけです。
歩いてる距離より気持ち的には7割減な進み具合。
↓ そしてこれがその名の通り川が馬蹄形に曲がっています。
↓ 写真を撮る時はこうやって這いつくばって撮ります。
高さは180m程ですが、風にあおられて転落する人もおり
2010年にはギリシャからの20歳の旅行者が亡くなっています。
↑ 右に人が立っているの分かりますか?
本当に柵とかロープとかないんですが、それがいいんです。
自然の風景に「この先危険」の看板とか、ロープや柵は
台無しにしてしまうからです。
危険かどうか自分で判断する力がなくてはいけないと思うのです。
例え、柵があったとしてもそれが本当に安全なのか誰も
保証できないでしょう?
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この日はサンクスギビング。
お店はどこも閉まっているので夜は唯一開いていたピザハットでした。
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所々で日本人ツアー客に会いましたが、マナーの悪さに本当に
がっかりします。そもそもロウワーにワンピースやヒールで
来ている人達がいたんですよ?!TPOって言葉知らないのかな?
日本人ガイドもついているのにね。
用意された安全に慣れすぎている日本人、
危なっかしくて他人のことながら心配でした、もちろん
現地の人や同行者に迷惑をかけないか?ですけれど。
つづく・・・