雪の朝焼け
雪の予報の朝、まだ暗い。
日の出は7時すぎ。
それでもまだ日は長くなったのだ。
玄関の窓がチェリーピンクになっていたので
慌ててカメラを持って工房部屋へ走った。
ここは東向きの窓があるからだ。
↑ 空が描く文様は日々異なり
水彩画のように淡くも油絵のように熱くもある。
自然の美にも常に心射たれるが
人間の目の機能と言うものにも呆れる。
なんともそこにあるものを
そこにあるままではなく
人の想いを重ねて映し出すフィルターのようなものが
備わっているのだろう。
だからどんなにカメラを向けても
シャッターを切り続けても
目で見たそれには到底及ばないのだ。
いつか、目と心で捉えた映像を
写真という形にして
誰かに伝えることができるのだろうか?
最近は自分で撮った写真を見るたび
切なくなってしまうのです。
きっと、それほど自然は美しい。
ということなのでしょうか。