Guanajuatoへ(8)
普段から早起きが好きなのですが、旅に出ると
ワクワクして更に早く目覚めてしまいます。
真っ暗な部屋の中でカメラをゴソゴソ。
見下ろす街に人影を見つけては観察してみたり。
3日目は移動日、先を急ぐのでチェックアウトも
早めに済ませ・・・
・・・たのに、ホテルのお庭を発見!
↑ 駐車場の隣に少し歩けるようになったお庭がありました。
なんだ、夕方ここでのんびりすれば良かったね。
↑ サボテンって不思議な生き物だな。
もうこれは植物じゃないよね。
あまりマジマジ見ていると、フッと息を吹きかけて
きそうなそんな潜んだ生命の気配を感じます。
↑ "YUCA PINCHUDA" なんか宇宙人みたいな名前だ。
3日目からは同じグアナファト州でも車で2時間程
東へ走った所にある San Miguel de Allende という
街へ向かいました。
*** SM de Allende ***
(サン・ミゲル・デ・アジェンデ)
↑ 広大な土地を見ても驚かなくなったのは
やはり4年間のミシガン生活のせいね。
↑ と、言いつつも、アメリカの広大さとはまた違う。
だって草原に見える所みんなサボテンなんだもん。
車窓の風景を見ながらすごいね、すごいね、って連呼してたら
Tomoが少し開けた路肩の原っぱを見つけて車を止めた。
でも、知らない土地でしょ、もし未知の部族が怒って
銃を持って追いかけて来たらどうするの?とか
あちこちにサボテンが生えてるからトゲでパンクしたりしない?
と心配する私を置いてTomoは崖の縁まで歩いて行ってしまいました。
その崖だって崩れるかもしれないのに、心配性な私と
用心が足りないTomoはいつもこんな感じ。
で、「ほらやっぱり!」ということが起きる(笑)
↑コレ何の植物だろうね。
↑ これもこんなにかわいいのにすごいトゲだよ。
↑ ハエトリソウみたいのもある。
↑ わ!コレもサボテンだ。こんなぺちゃんこだけど
すっごい長いトゲがあるよ。毒とかないのかな?
イッテー!!!!!!
何か刺さったらしい。いわんこっちゃない。
ペチャンコサボテン(名前不明、毒の有無も不明)は
よく見るとぎっしり生えていて避けて歩くのが
大変な程。それなのにトゲは竹串みたいに太く
4cmはあって、あちこち不規則な向きに飛び出てる。
直径は12~15cmくらい、まるで地雷だ。
Tomoはまさにその地雷を踏み、
トゲが履いていたスニーカーの側面を
突き破って足に刺さったらしい。
もう一度言っておく、いわんこっちゃない。
心配性な私はちゃんと一歩一歩確認しながら
歩いていたので無傷。ふふっ。
すっかりトゲ地雷事件でTomoの "寄り道欲" は失せたらしく
まっすぐ目的地へ到着。
たいていセントロの手前って微妙な空気の街だったり
するんだけど、ここもやはり信号や踏切で幼子の手を引いた
お父さん、乳飲み子を抱いたお母さんがお金をくれと
車に近づいてくる。
その後、サボテンの毒が回り足がパンパンに腫れて
高熱が・・・なんて最悪の事態になることもなく
無事この日のホテルに到着。
*** Casa del Tio Hotel Boutique ***
カーサ・デル・ティオ・ホテル・ブティック
Hospicio #21, Col. Centro, San Miguel de Allende, Guanajuato, México 37700
Tel: (415)152-1771 & (415)121-5295
チェックイン(3時)よりずいぶん早く(12時)着いてしまったので
車と荷物を預かってもらえないかと
交渉しにフロントへ向かった(←私の仕事)
予約していることと、用件を伝えるとちょっと待ってねと
席を外し帰って来たフロントの女性は
「もうすぐお部屋の掃除が終わるんだけどどっちがいい?」
と2つの部屋を見せてくれた。彼女が好きだという
「Azul(ブルー)」を選んだ。早くチェックインをしたい
理由はこういう所にもある。
とても感じのいい若いフロントの女性は英語も多少話せた。
結果、私にはスペイン語、Tomoには英語でという
面倒なことをサラッと笑顔で対応する彼女にまたも
メキシコ人のサービス業に適した一面に触れた気がした。
車は10ブロック離れたそのホテルが管理している駐車場へ
運ばれて行った。
そして部屋に案内されるとフレッシュなオレンジジュースを
持って来てくれたので、しばしルーフテラスで今日の
プランを練ることにした。
まずはお部屋。
↑ 決して広くはないけど、街歩きメインに
考えていたサンミゲルなので十分すぎる。
↑ Nespressoと部屋の前の階段。
↑ バスルームもブルー。でもここは宇宙の青
↑ 洗面ボウルとか、照明とか、全部かわいい。
↑ ルーフテラスに上がってみた。
ホテルの4階にあたるんだけど、傾斜地だから
眺めもなかなかいい。
↑ お隣のルーフテラスは理想的。
ここが工房で、GIULIAが周りで好きに過ごせるといいね。
Tomoはそこで本読みながらセルベサ飲むんでしょ?
と、まるで新婚夫婦のような会話をする結婚18年目。
↑ また別のお隣さんはアウトドア リビングが理想的。
↑ この部分。
寝室の外がこういうスペースになっていて
寝る前にお酒飲んだり、夫婦で話しをしたり
時にはうたた寝をしたり。
「私この家でもいい!」
と、勝手な妄想が膨らむのです。
しかしそれにはこの乾燥して年中同じような気温の場所で
更に虫がいない所じゃないと難しいよね〜
あぁ、サンミゲルに住みたい。
↑ これ丘の上までずっとルーフテラスのサンプル
みたいになってます。見れば見るほど素敵なお家ばかり。
すでにホテルにチェックインしただけでもう満足って
いうくらいウキウキになってましたが、行ってみたいお店が
ここにはたくさんあるのです。
この後、素敵な町並みと、写真撮り放題な平和な
空気と人々のやさしさに絶叫しそうな私なのでした。
つづく。