コスモスの生まれ故郷
(写真はクリックすると大きくなります。)
メキシコシティから北へ車で1〜2時間。
Arcos del Sitio (アルコス・デル・シティオ)
という水道橋で有名な町があります。
シティからだとケレタロへ行く高速道路(57)の
最初の料金所の手前でおりて西へ。
ここは水道橋が有名ですが特に9月末から10月
にかけてコスモスなどメキシコの秋の花が
見られることでも知られています。
コスモスの畑?
そんなの日本にもあるよと思われました?
ところが、コスモスがメキシコ原産だと
意外と知られていませんが、ここにはその
原種のコスモスが自生しているのです。
他にもヒマワリの原種、紫色の昼顔の原種
などなど人の手が入っていない自然な花の
美しさを見ることができるのです。
↑ 向かう道の途中には様々な露店が出ています。
↑ 結構な悪路なので車酔いしないGiuliaも辛そう。
外を歩いているワンコに気付いてもいません。
↑ 見かけるのは犬だけじゃありません。
牛にロバに馬に・・・たくさん
↑ 向かう道ですでに大興奮!のどかだ〜
そうこうしているうちに到着。
入り口でお金を払い、ちょっと無理がある感じの
傾斜がきつい駐車場に車を停め、さてどこから
あるけばよいのかな?とキョロキョロ。
この公園、2010年より前だと本当に水道橋と
ただの草原だったそうです。それこそ360°
コスモス畑だったのですが、駐車場とお手洗い
などを整備してより気軽に見に行けるようになりました。
その代償としてコスモスが激減。
守る物が違うような気がします。
ちょっと残念な気持ちも抱え、水道橋へ
↑ なんとこの水道橋、渡れます。
↑ ネットでどなたかのブログに「避暑地」なんて
書かれていたけど、シティから来たからなのか?
暑い!暑い!!だからGiuliaも陰を探して歩いてます。
↑ 橋の一番高い部分から下の川を見下ろす。
↑ 渡り切った所。
↑ 公園内はハイキングコースやBBQスペースなどが
ありますが、このジップラインが何本かありました。
MXN$100/1本でした。
落ちたら下はサボテン↓ですが、チャレンジしてみます?
↑ Come on ! challenger!!!
↑ これが、原種のコスモスか〜
コスモスはスペイン語で Mirasol(ミラソル)
↑ やはりコスモスと一緒に撮らないとね。
食事は駐車場下に食べる所がありました。
何もないと困ると思って簡単なサブを持参したので
暑い暑い炎天下でいただきました。
木陰ないんかい!
↑ ランチをした場所にいたチャップリン。
Chapulin ←バッタ。
ちなみにメキシコではバッタを食べます。
↑ 橋から下を覗くGiulia。
↑ 恐くはなさそうだったけど、隙間が均等
じゃなくて時々壊れているので写真だけ。
というのも、前足は気を付けてるけど、
後ろ足が隙間から落ちて内股を少し
こすってしまったのです。←壊れてる。
↑ 少し風があったこの日、ゆらゆら揺れる姿は
とても可憐ですね。←しかしコスモスの中にサボテンが。
↑ こんな川も流れています。
小さな子どもさん用の短いジップラインが
人気のようでした。
川の水は白濁していて入らない方がよいかも。←ツアーもあるのか?
↑ はじめに紹介したようにコスモス以外の花も
たくさん咲いています。
↑ Giuliaも初めて見るお花に興味津々
いい匂いしたかな?
↑ 暑いし足場は良くないから2度も転倒したけど
コスモス見るとテンション回復。
↑ G:「私のことばかり心配してるけど
自分の足元見て下さいよ、リードで繋がって
いるんですから。」
↑ 下から見上げる水道橋。
↑ 公園の端っこがどこなのか分かりません。
↑ よく晴れたから服の跡がしっかり付きました。
↑ 知らない花がたくさんあった。
↑ ヒマワリの原種。
スペイン語でヒマワリは Girasol(ヒラソル)
↑ 近くで見るとこんな感じ。
直径12cmくらいかな?
さて、帰路へ
↑ 帰り道もコスモスのピンクとヒマワリの黄色が
強い日差しに映えてまぶしかった。
↑ 暑い中たくさん悪路を歩いたからお疲れです。
↑ 帰り道もこんな穴ぼこだらけ。
↑生ジュースMXN$10約(72円)
恐くて飲めないよ。
↑ 露店でも売り子さんもトゥナ(サボテンの実)
を売っています。皮を剥いた物をビニール袋
に詰めただけ。真っ赤なのはチレがかかっています。
↑ シティでも信号待ちや渋滞しているとこうして
売り子さんがいろんな物を手に近づいてくる。
危ないし排ガスすごいだろうに。
でも結構買う人もいるんだよね、便利だけど。
↑ 他には素焼きの器も売ってました。
メキシコ料理のレストランでは調理に今でも
この素焼きの鍋やツボを使い、サーブする食器でも
よく使われています。
私も調理に使おうかと思っていたら、鉛を含んでいる
という理由から日本に出荷できないと聞いて、
飾り程度にして楽しんでいます。
私が子どもの頃から好きだったコスモス。
あんなに繊細で可憐なのに、日本では道路の
中央分離帯などでよく見かけるでしょう?
実は根をしっかり張っていて頑丈なのに
見た目にその強さを感じさせないというところから
そんな女性になりたいなと理想像としていました。
だからまさかその原種が自生している場所へ
自分が暮らすことになるだなんて思ってもなかった。
いろんなことに戸惑いながらもアメリカもメキシコも
楽しんで生活できています。旅行では感じられない
様々なことを積極的に触れて良いことは身につけて
いつかコスモスのように生きて行けたらいいな。