カマンベール?
これはなんでしょうか?
ちょうど大きさはカマンベールチーズくらい。
これも個展に使うディスプレイ用備品。
なんでも手作りしようとあれこれ試してみているうちの一つで
発泡スチロールに羊毛をフェルティングしました。
さて、どんな風に使われるんでしょうね?
会場ではいろんなもの探してみるのもおもしろいかも?お楽しみに。
そして、ほかにも自然素材の松かさや山あじさい、モスなども
女神湖周辺で採取したものなんですが、私のこだわりとして
枝を手折ったり、切ったりはしていません。
自然の中を歩くと雪の重みで落ちて来た枝などがこんな風に落ちているので
まわりの雪をホジホジして掘り出すのです。
見た目よりも枝が奥の方まで刺さっていたりすることもあって
引っ張った勢いでひっくり返ってしまったり、
ズボッと腿まで沈むくらい積もった雪の森を歩いていくことはかなり大変で
少し進むだけで汗だくになるし、ちょっとした遭難をしそうになるんですが
これもまた楽しいんですよ。
歩いてみないと見えない景色もあるしね。
枝についているモノはまだ生きているような気がするので、なんとなく
それを切ってくる気持ちにはなれなかったんですよね。
でも、こうして落ちて来たモノは森の小人が「持っていっていいよ」って
言ってくれてるのかな?なんて、勝手な解釈ですが(笑)
まだ新しい動物の足跡を見つけるたび、その動物がそこで何をしていたのか
想像してみたりして。
女神湖の冬はとても寒いですが、とてもあたたかいのです。
雪はいろんなものを隠してしまいますが、普段見えないモノを見せてくれます。
そんな魅力の欠片をこの個展で少しでも伝えられたらと思っています。
蓼科の森、女神湖の恵みに触れにいらしてくださいね。