春の嵐がもたらしたもの
コッコツッ コツッコッ
M:「何の音?」
T:「あっ!」
白樺の森へ帰ったはずの鹿の親子が帰ってきました。
生まれ故郷へ戻ったのですが、これからも女神湖の自然のすばらしさを
より多くの方に知っていただくために、「親善大使」としてtommegの
お仕事を手伝ってくれるそうです。
あとの男の子1頭は都内での活動のため東京に残っていますが
彼ら親子はこの女神湖の家で皆さんをお迎えすることになりました。
これからもよろしくお願いします。
今日はお天気だったはずですが風の強い一日でした。
普段は穏やかな女神湖がまるで海のように波立ち、湖面を覆っていた
厚さ5センチ程の氷はなくなっていました。
さて、これ何だか分かりますか?
これは・・・
湖面の氷が砕けたものです。
どうして細かい柱状になるんでしょう?不思議~
でも、このあとすぐにその理由が判明する事件発覚!
M:「これ乗れそうじゃない?」
T:「乗ってみ?」
ミシッ!!!
割れました。パッカリと。
女神湖の氷はゆっくりと時間をかけて凍るので、透明度の高い氷なんです。
冷凍庫で凍らせると気泡が入った白い氷ですよね?
ゆっくりと凍るとその気泡が抜けて透明になるんですが、その気泡のうち
抜けきらなかったものが縦に細長くのびた形で閉じ込められます。
割れるときはその気泡に沿って砕けるので、縦に細長い柱状になるようです。
強い風のせいで一気に砕けた氷は岸に打ち寄せられ、シャラシャラとなんとも
クリアな音を奏でています。
PENでハイビジョン動画が撮影できるので、ちょっと風の音も入っていますが、
帰ったら貼ってみますね。
これ、アクセサリーにしたいな~
あっ、昨年の年末に書いた「つるこけもも」繁殖計画の報告です。
もともと蓼科の標高が高い地域に自生していた植物で、その実は大きく赤く
甘酸っぱいのが特徴です。よくクランベリーや普通のこけももと間違われますが
この「つるこけもも」は低く地面をはうような樹高でなんと! マイナス40℃に
なっても大丈夫というすごい植物なのです。
工房のある地区は標高も高くなかなか普通の植物は育ちません。
なので、この植物に目をつけたわけです。
しかし、本当に凍らないのか半信半疑でしたが・・・
まだ「ふきのとう」ですら芽を出せていないのに、「つるこけもも」は青々とした葉を
雪の隙間からのぞかせていました。
しかも、鹿に食べられることなく。
この夏は、「つるこけもも」ソフトでも作ろうかな?
ニヤッ。
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これからもお目にかかることがあるかと思いますので
よろしく~です。